形はほぼ完成
この時点で、見た目はもうほとんど完成していた。
カードもキャラも配置され、属性も反映されている。
盤面を見ただけで、もう“ちゃんとしたゲーム”に見える。
CPUも動く。反転も勝敗も、ちゃんと成立している。
あとは細かい“気持ちよさ”の部分。
強すぎるCPUをどうにかしたい
ただ、そのCPUが強すぎた。
最適手を一瞬で打ってきて、こっちが何を出しても負ける。
「もう少し弱くして」
「間(ま)をもっと取って」
「どこのコードをいじれば調整できるの?」
ChatGPTにそう聞きまくる。
返ってきたコードは長く、説明も複雑で、正直ついていけなかった。
だから丸ごとコードをコピペでChat GPTにみせる→「このコードのどこの部分が調整できるん?もっとわかりやすく説明して!」と頼む。
かなりイライラしている。
Chat GPTは「よっしゃ任せて!もう全部丸々置き換えよう!」と言ってなっが~いコードを出してきた。でも僕は知っている、ここで素直にコードを丸々コピペすると、100%崩れる!初期の頃にそれを経験済みだ。だから信じない。「いや、お前の事そこまで信じてないから、丸々はやめとくわ。部分的に書き換えて」少ない経験上これが一番いい(笑)
数値の世界がわからない
ChatGPTが言う。「ここは800ミリ秒です。」
でも、800ミリ秒って何?
1秒が最低じゃないの?
800って速いの?遅いの?
とにかく、パワー系の仕事が本業の僕にはこの繊細さが理解できない。
それでも、数字を少し変えるだけで挙動が変わるのはすごい。
コードを触るたびに、“デジタルの中の物理”を感じた。
エンジニアってすごい。
こんなの毎日扱ってるのかと思うと、尊敬しかない。
難易度を3段階に分けた
ただCPUを弱くするだけじゃ面白くない。
そこでChatGPTに相談して、難易度を3つに分けることにした。
- Lv1:反応がゆるく、すぐ勝てる
- Lv2:勝ったり負けたり
- Lv3:本気。手加減なし
しかも勝つたびに、相手のカードを奪ってデッキを強化できる。
だからCPUが強くなっても、ちゃんと戦える。
“プレイヤーが育つゲーム”になった。
ようやく勝てた
調整の末、ついに勝てた。
思わずガッツポーズ。
ただ勝っただけじゃなく、
カードの出し方や相性を考えた結果として勝てたのが嬉しい。
「あ、今の置き方、完璧だったな」
これが僕の求めていた“ゲーム”だ。
でも、まだ静かすぎる
勝っても、負けても、無音。
反転しても、何も鳴らない。
動きは完成しているのに、音がないと生命感がない。
カードが動いても、画面が静まり返っている。
ここで思った。
「音がついた瞬間、このゲームは生きる。」
次は音入れ作業だ!

