#6 反転は完成。でもCPUが強すぎる

AI

もう“ひっくり返る”けど、味気ない

この頃には、
カードを置くとちゃんとひっくり返るところまで出来ていた。

ただ──

一瞬すぎる。
カチッ、スッ……終わり。

動いてはいる。
でも、気持ちよさが足りない。
プレイヤーがカードを置く余韻とか、
カードが戦ってる**間(ま)**とか、
そういう“タメ”が欲しくなった。

自分の中で、イメージはちゃんとあったから、
ChatGPTに伝えてみる。

「反転はできてるけど、もっと“考えてる感”とか“じわっとひっくり返る”の欲しい」

すると数秒後には、
アニメーション+ちょいディレイのコードが返ってきた。
試すと──

「おお…それっぽい。」

動きに気持ちが乗ると、一気にゲームらしくなる。


勝敗判定の追加。そして、地獄の難易度

続けて、勝敗も実装してもらった。
ひっくり返した枚数が多い方が勝ち。
その判定が出て、初めて**“ゲームした”感**が出てくる。

……が、ここで問題。

CPUがクソ強い。
こっちが出した瞬間、
最適手を即打ち返してくる。

いつの間にか僕、ゲーム作りながら自分のゲームに負けまくる状態。
初戦からボコボコ。
「いや、ちょっとは手加減しろや…」って思うくらい。

画面に向かって独り言。

「お前、勝ちに来るな。楽しましに来い。」

正直ちょっと腹立ったけど、
“負けるゲーム”はちゃんと作れてるってことでもある。

自分は水色、敵はピンク、カードを返されると相手の色になる。御覧の通りピンクだらけ。


この時に学んだこと

  • 技術が出来上がると、次は“気持ちよさ”の調整が始まる
  • AIは優秀すぎると、ただムカつく
  • ゲームバランスはコードより難しい

そしてひとつ確信した。

「ゲームって、“動く”より“楽しい”の方が難しい」

ここからCPUのクセをつけたり、
あえてミスさせたり、
人間らしさを入れていくフェーズに突入する。

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